植林から伐採までの森林作業をはじめとして、広葉樹林や竹林の整備、高度な技術を必要とする特殊伐採、
冬期は生活道路確保のための道路除雪も行っています。
労働生産性の向上、生産コストの削減、労働強度の軽減を目指して、林業の機械化を進めています。
森林の整備を効率的・安全に行うための作業道路の開設
ハーベスタ(伐倒造材機)で立木を伐倒
プロセッサ(造材機)で伐倒した木の枝払いと造材
フォワーダ(積載式集材車両)で林内からの運び出し
林内から運び出された木材は、土場(木材の輸送や保管のために利用する集積場所)で大型トラックへ積み替えて製材所へ出荷します。
薪炭林として利用されてきた広葉樹林が放置されると、樹木が込み合った状態となり、公益的機能の低下を招きます。森林整備(間伐)をすることで、土砂流出の防止や水源かん養等の公益的機能を維持しながら、健全な森林へと誘導します。
竹は地下茎を周囲に伸ばすという特徴を持っています。竹林を放置すると森林に侵入し、樹木を枯死させながら拡大します。放置竹林内は暗く荒れ果て、生物や植物の多様性や景観が大きく損なわれるので、竹林の整備が必要になります。
森林の利活用を考える際には、森林や立木等の山林の実態を把握することが必要です。人工林や天然林がどのような場所に、どのような状態で存在しているのかを正確に把握し、いつごろ、どれくらいの本数(材積)を伐れば林が適正な状態になるかを知るために森林調査を行います。
電線や建物に隣接する木を危険のないように伐採することを特殊伐採といいます。根元からの伐採が困難な場合、木に登り上部から少しずつ切り落としていく方法やクレーンで吊るしながら伐採するなど方法はさまざまです。倒したい方向に向かって慎重にチェーンソーを入れ、木を切り倒すなど高い技術と知識が求められる作業です。
冬期の道路確保は雪国の日常生活や社会・経済活動を維持するための大切な作業です。通勤通学の時間に間に合うように積もった雪を除雪ドーザで排雪し、道路の安全を守ります。
これまで取り組んできたスギ人工林の森林整備・利用間伐に加え、素材及び森林バイオマス等の利用に向け、地域に豊富にある広葉樹林の活用に取り組んでいます。
その一端として、本年度「森力」助成基金(中金信託 )事業に取り組みました。
広葉樹林整備を進め「地産・地消」の循環による地域貢献を目指す。
− ゆきぐに森林組合の取組み −
農中「森力」基金とは...国内の荒廃した民有林の再生により森林の公益機能を発揮させることを目的に、地域の森林に対する中期ビジョンを持ち、創造性の高い活動に対し助成する事業です。
− ブナ林を主体とする広葉樹活用による雪里林の再生事業 −
ドローンによる空撮
施業指針
事業で培った技術ノウハウや素材流通のネットワークを有効に活用しながら、ブナ林及び広葉樹林を主体に集約化を進め地元に収益を少しでも還元できる体制構築に努めます。
また、不在地主等で普段現地を確認することができない方へ事業取組への連絡にも努めます。